子犬を飼ったらすぐ散歩に行けるわけではありません。
今回は子犬をお迎えしてからお散歩デビューまでに
「必ずしておかなければならないこと」
僕の経験上「しておいて良かったこと」
についてお話しします。

ポメラニアンは警戒心が強くよく吠える傾向があるそうですが
うちのデカポメ、ショーンはとても人懐っこくて、
平和主義な優しい犬に育ってくれました。
外で人や犬に吠えることは一切ありません。
メガネ屋さんに貼ってあるハズキルーペのポスターの
渡辺謙さんにこんな顔してシッポぶんぶん振りまくってました(笑)↓
ちゃんとお利口に散歩できるかはズバリ!
「社会化」が重要なカギになります。
万全な社会化に備えて
できることをできる限りやりましょう!
“お散歩デビューまでの手順”
必ず済ませておくこと
3回のワクチン
子犬はお散歩デビューまでに最低3回接種しましょう。
世界小動物獣医師会の「犬と猫のワクチネーションガイドライン」によると、
生後16週間以降までに2〜4週間隔で合計3回接種することを推奨しています。
個人的には計算しにくかったので
「112日以降までに14〜28日(1ヶ月弱)の間隔をあけて」と日数で以下に記しておきます。
・1回目 生後42日〜56日
ペットショップやブリーダーさんから引き取る際はすでに接種済みの場合が多いです。
何種類の混合ワクチンをいつ接種したかを必ずチェックするようにして下さい。
2回目以降は何種の混合ワクチンを接種するかも含め獣医師さんに相談してスケジュールを決めましょう。
2〜4週間(28日とする)間隔をあけてから
・2回目 70日〜84日 28日あける
・3回目 98日〜112日 以上、112日で3回の計算になります。
接種後に副作用が出たり、体調を崩してしまう犬もいるので
受けたその日は安静にさせて様子を観察してあげましょう。
念のため接種2〜3日後もなるべくストレスを与えないように注意して下さい。
もっと詳しく
狂犬病の注射
かかると致死率100%といわれている恐ろしい病です。
生後91日過ぎたら年に1回の接種が義務付けられています。
接種するタイミングは生後110日前後、もしくは150日前後です。
混合ワクチンとの間隔を最低2週間はあけましょう。
フィラリア
蚊が媒介するフィラリアも恐ろしい病のひとつです。
5〜11月の7ヶ月間、月1回投与します。
すでにフィラリアに感染している状態で投薬すると危険ですので、必ず検査を受けてから投与しましょう。
ノミ、マダニ
ノミ、マダニは血を吸うだけでなく寄生虫や伝染病の原因にもなります。
人間にうつる病気もあるため必ず予防するようにしましょう。
予防薬は滴下するタイプだとシャンプーの影響を受けてしまいます。
即効性と持続性が高いチュアブルタイプをショーンには毎月与えています。
おうちでしておきたいこと←ココ重要
トイレ
お迎えしたその日に教えておきましょう。
子犬の頃はおしっこをたくさんします。
おしっこをする前に足元をクンクンしたり気にし始めるとおしっこのサインなので、すぐにトイレまで運んであげましょう。
無事トイレでおしっこ出来た時は全力で褒めてあげましょう!

噛みぐせ
子犬の間は歯が安定しない不快感から固い物をかじることがあります。
噛む用のおもちゃを与えたり、犬が嫌う臭いをつけるスプレー、
少量のワサビを塗るなどで対処しましょう。
※ワサビを好きになる犬もいるので注意が必要です。
夜泣き
子犬のうちは特に飼い主さんを求める要求吠えを毎日のようにすることがあります。
要求するたびに相手をすると
「鳴けばかまってくれる」
と覚えてしまうのでほどほどにしましょう。
泣き疲れてそのうち寝ると思いますので、ワンちゃんの「健やかな成長のため」と時には心を鬼にして耳栓をしましょう。
ウチのショーンはサークルを囲って視界を遮ってやることで大人しくなることが多かったです。
無駄吠え
縄張り意識から家の外からの音や人の声に威嚇して吠えることがあります。
そんな時飼い主さんが大声で注意しないようにしましょう。
飼い主さんが「一緒になって威嚇してくれている」と犬が勘違いしてしまいます。
ひどい場合はその場から離してあげるか、一緒に遊んであげましょう。
お手、おかわり、ふせ、まて
犬のしつけの大定番ですよね!
動きが可愛いだけでなく、犬の動きをコントロールできることはいざという時に役に立ちます。
おやつ片手に教えてあげましょう。
上手に出来たらとびっきりの笑顔で褒めてあげましょう!

かわいすぎてついついおやつを与えすぎないよう注意しましょう。
末永くワンちゃんと一緒にいるために大切なことです。
ちなみにウチのデカポメ、ショーンはおかわりが出来ません(笑)
ちゃんと教えてないだけなんですが。。。
日々の過ごし方←めちゃくちゃ重要
屋内
触れ合いは30分、大半は睡眠

と思われるかもしれませんが健やかな成長のためには1日17時間以上の睡眠が必要といわれています。
関節に負担をかけるような遊びも禁物です。
生後3ヶ月くらいまでは健やかな成長を優しく見守ってあげましょう。
うちのデカポメ、ショーンは子犬の頃から写真をたくさん撮っていましたが動画が少なめでした。
コロコロ動いたり転げ回ったりする姿はとってもかわいいので動画も多めに撮っておくことをオススメします!

屋外
社会化
屋外はまだ経験したことのない景色、匂い、音であふれています。
そういったものに触れることでワンちゃんの感受性が育まれ、穏やかな性格形成のための良い機会になります。
感染症の恐れもあるため地面に下ろすことや他の犬に触れさせることは出来ませんが
きっと通りすがりの人が微笑んでくれたり声をかけてくれたりすることでしょう。
他の人や犬に慣れさせるチャンスです。
3回目のワクチンの前に、抱っこして近所を練り歩いたり、他人を家に招き入れて触れ合うなど。
少し多いかもしれませんが、100人に会わせるのを目指しましょう!
3回目のワクチン接種から2週間
お散歩までもうすぐ!
首輪やリードなど、身に着ける物のにおいをかがせたり慣れさせておきましょう。
初めて見るのもには怯えたり、逃げたりする犬もいます。
慣れてきたら家の中で付けておうちの中をお散歩しましょう。
ショーンは夜用お散歩ライトを慣れる前に首輪に付けてしまい、驚いて付けた状態で逃げ回ってしまいました。。。
そして2週間後、
晴れてお散歩デビュー!!
ワンちゃんといろんなところにお出かけしてたくさん思い出づくりしましょう♪
