先日、大阪府箕面市にある箕面大滝へ行ってきました。


箕面大滝ライトアップイベントの魅力と歴史
大阪府箕面市に位置する「箕面大滝(みのおおおたき)」は、落差33メートルの雄大な滝で、日本の滝百選にも選ばれている関西屈指の名勝です。滝の周囲には豊かな自然が広がり、四季折々の風景が訪れる人々を魅了します。
特に紅葉の季節は格別で、燃えるような赤や黄金色の葉が滝の流れと絶妙に調和し、絶景が広がります。
この自然の美しさをより多くの人に体験してもらおうと、箕面大滝では毎年秋に「箕面大滝ライトアップイベント」が開催されています。
このイベントは、夜間でも安全に滝を訪れることができるように道中を整備し、幻想的に照らし出された滝と紅葉を楽しめる特別な催しです。
ライトアップイベントが始まったのは、2000年代中盤頃です。箕面市と観光協会、地元商店会、そしてボランティア団体が協力し、「夜の滝を楽しめる新たな観光資源を作ろう」と企画されたのがきっかけでした。
当初は小規模で、滝つぼ周辺の照明のみでしたが、年々照明技術が向上し、今では滝道全体がやさしいLEDの灯りで包まれ、道中も安全に歩けるようになりました。
イベント期間は例年、11月中旬から下旬にかけての約2週間で、日没後の17時頃から21時頃までライトアップが行われます。
日中は自然の美しさを満喫し、夕方からは一転して幻想的な光景が広がるという二重の楽しみ方ができるのが、このイベントの大きな魅力です。

特に注目されているのは、滝そのもののライトアップです。白色やオレンジ、赤系統の照明が滝に当てられ、水の流れがまるで光のカーテンのように浮かび上がります。
また、周囲の紅葉も繊細に照らされ、まるで自然が舞台装置になったかのような美しさです。訪れた人々は思わず立ち止まり、カメラやスマートフォンでその瞬間を収めようとします。

ライトアップだけでなく、イベント期間中には様々な催しも開催されます。
箕面駅から滝までの約2.8kmの「滝道」では、地元の特産品を扱った屋台や、紅葉の葉を使ったクラフト体験、箕面名物の「もみじの天ぷら」の試食販売なども行われ、散策がより楽しいものになります。
地元の学生やアーティストによる音楽演奏や灯りのインスタレーションが披露される日もあり、自然と文化が融合した夜を楽しめるのです。
さらに、ライトアップイベントでは「エコ」や「安全」も重視されています。
LED照明の使用による省エネ化や、バリアフリー対応の整備、警備員の配置などにより、すべての来訪者が安心して楽しめる環境が整えられています。
また、環境保護の観点から、滝や森林への負担を最小限に抑える工夫もされており、地元住民と行政が連携してイベント運営を行っています。
コロナ禍においても、感染対策を講じながら2021年以降は規模を調整しつつ継続的に開催されており、「屋外で楽しめる安心なイベント」として多くの人々の支持を集めました。
事前予約制や入場制限が導入された年もありましたが、その中でも来場者の満足度は高く、「また来年も訪れたい」との声が多数寄せられています。
最近では、このライトアップイベントを目当てに訪れる外国人観光客も増加しており、箕面市が力を入れている観光政策の柱のひとつとなっています。
英語や中国語など多言語の案内板やパンフレットも整備され、国際的な観光地としての顔も持つようになってきました。
「箕面大滝ライトアップイベント」は、ただ美しいだけでなく、地域の自然・文化・観光を結びつける取り組みとして評価されています。
自然の中で静かに揺れる光、紅葉と滝が織りなす幻想的な空間、そして温かみのある地域のもてなし。
このイベントは、日常を忘れて心を解きほぐす時間を提供してくれる、まさに“光の森の旅”なのです。
2025年の次回開催はいつ?
箕面大滝”新緑”ライトアップ
期間:2025年4月26日(土)~5月6日(火・休)
時間:日没~21:00(午後9時)

イベントの様子
箕面大滝へは昼間にハイキングをしに何度も行ったことがあるんですが、
今回は初めての夜の箕面大滝でした。



過去の開催日時

2022年の今年は7/16(土)〜8/31(水)まで開催されています。
(天候によっては中止されることもあるようです)

箕面公園各所をライトアップしているということですが、
今までに夜に行ったことがないので普段はどこまで照明があるのかは謎です。
7/30(土)のみ夜7時〜夜9時までキャンドルロードというイベントが開催されるようです。

必要なものは?
費用やチケットなどは無いので誰でも見に行けるイベントです。
場所によっては街頭の光が届かないくらい暗いところもあるので以下の物があると便利です。
懐中電灯
光る首輪
虫除けスプレー
飲み物
スリングやリュックなどのバッグ類

懐中電灯・光る首輪
暗闇の中ジョギングをしている人もけっこういたので、
こちらの存在を示せる懐中電灯、犬用の光る首輪があった方が安全です。

レインボーに光る首輪と、ネオンカラーに反射素材のついた新作のフレキシのリードで、
視認性を高めることができました!



虫除けスプレー
蚊、蛾、カナブンなどが飛んでいたので、
虫が苦手な方は虫除けスプレーがあると良いと思います。
飲み物
阪急箕面駅から滝までは片道3kmほどあり、
意外と汗をけっこうかくので飲み物があった方が良いです。
自動販売機もところどころにありますが、
光源には虫も集まってくるのでオススメしません(笑)
スリングやリュックなどのバッグ類
わんちゃんが夜道や川の音を警戒して歩かなくなったり、
疲れてしまった時にあると便利です。
距離がそこそこあるので普通の抱っこだと結構疲れると思います。



ライトアップの時の箕面大滝までのルートは?

暗い夜の中、無事に滝まで辿り着けるか不安でしたが、
街灯を頼りに進んで行けば迷うことなく辿り着けました。

お手洗いは?
だいたい1km弱あたりに1ヶ所あるような感じでした。
さいごに
色味が徐々に変わるライトを使用されていて、色んな雰囲気の幻想的な箕面大滝を見ることが出来ました。
一眼レフ等でキレイな写真を撮りたい方は三脚必須ですね。

滝へ向かう遊歩道の序盤にある音羽山荘のそばに犬と一緒に入れる飲食店もありました。



当ブログでは箕面大滝のある箕面市のおすすめスポットもご紹介していますので、
そちらも併せて是非お立ち寄り下さい。

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